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GOOD LIFE フェア2024

インタビュー出展者に聞きました

2023.08.24

地域の魅力

希少なジャラハニー、アボカド・・・西オーストラリアの魅力続々

西オーストラリア州政府(アイズ、アグリーブ、クラヤ、ZUKA Maizon de I-bee、RBフーズ)


オーストラリア全土の西側約3分の1を占め、世界で最も生物の多様性に富んだ地域のひとつとして知られる西オーストラリア州(州都パース市)では、ここならではの様々な高品質な食品が生産されている。なかでも日本に輸入されている食品として近年注目されているのがアボカドや、ハチミツのジャラハニー、オリーブオイルだ。

アボカドはオーストラリア内の様々な地域で盛んに栽培されており、日本へは2018年に輸入解禁になった。ただ、これまで検疫で安全性が確認されて輸入できるようになったのは、西オーストラリア産の高品質のハス種アボカドのみだという。

西オーストラリア産のアボカドは油分が高く、クリーミーな味わいなのが特徴だ。2019~2020年の西オーストラリア州のアボカド収穫量は33,239トンあり、この州で生産や栽培が行われる果実のおよそ30%を占める重要な農産業となっている。オーストラリア全体からみても、西オーストラリア州のアボカド収穫量はクイーンズランド州に続く第2位で、全体の38%を占める。

収穫時期は毎年の7月初旬から翌年3月までのため、日本で食べられる期間は8月から翌年2月ごろまで。西オーストラリア州政府東京事務所の事業開発マネジャー、豊嶋真琴さんは「これからどんどんおいしいアボカドが日本に出せると思います。期間限定でしか味わえないこともお楽しみです」と話す。クリーミーで栄養分も豊富な西オーストラリア産アボカドの食べ方として、豊嶋さんのおすすめはそのままスライスしてトーストに乗せて食べたり、半分に切って種を取ったくぼみの中に好きな調味料を入れ、そのままスプーンで食べたりすること。特別なレシピは必要なく、気負わずカジュアルに楽しむことができるのが魅力という。

ジャラハニーとは、世界で唯一、西オーストラリア州だけにしか生息していない「ジャラ」の木の花から採れるハチミツのこと。ジャラの木はユーカリの一種で、西オーストラリア州の南西部にその森がある。数年に1度しか花を咲かさないため、とても希少価値の高いハチミツとなっている。


赤みがかった茶色の琥珀(こはく)色で見た目がきれいなうえ、黒糖のようなコクのある風味と芳醇(ほうじゅん)な香りが味わえる。ジャラハニーの抗菌活性レベルはTA(トータルアクテビティー)という指標で表される。抗酸化作用が高いことが特徴で、免疫力の低下を防いだり、腸内環境を整えたりする効果も期待されている。

「毎日スプーンですくってそのまま食べるのが一番シンプルでいいが、アイスクリームにかけたり、コーヒーや紅茶に入れたりして味わうのもおすすめ。普段のお料理に取り入れてもらいやすいのも、このハチミツの魅力です。日々の健康を保つため、ぜひ毎日スプーン1杯のジャラハニーを試してほしい」と豊嶋さん。

オリーブオイルは、日本国内ではスペイン、イタリアといった欧州産のシェア率が高いイメージが強いだろう。ただ、西オーストラリア州では地中海性気候に近い南部の地域でオリーブ栽培が続けられており、高品質のオリーブオイルが日本に届けられている。

西オーストラリアでのオリーブ栽培が始まったのは19世紀半ば。欧州に比べると歴史は浅いが、最新の機械や管理システムが導入され、安定価格の「エクストラバージンオリーブオイル」が日本の市場にも届けられている。西オーストラリアのオリーブ農園は、環境にやさしい循環型農法で生産されているものが多く、いまの時代を生きる人たちのためだけではなく、次世代の生産者・消費者にも良い品質の商品が届けられるように配慮されている。


「エクストラバージンオリーブオイルと、ジャラハニーでドレッシングを作って、アボカドにかけて食べる。そんな食事のとりかたもおすすめです。西オーストラリアの魅力はほかにもたくさんあるので、これらの食品をきっかけに西オーストラリアをもっと知ってもらい、観光や留学にも興味を持ってもらえる機会となれば嬉しい」と豊嶋さんは話す。