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GOOD LIFE フェア2024

インタビュー出展者に聞きました

2022.08.24

人生設計

アパート経営で「感動シェア」提案 ファン集うおしゃれ物件

ESPRESSO【エスプレッソ】

ESPRESSOのモデルルーム。カフェで過ごすような優雅な時間を自宅にいながら感じてもらいたいという。

土地活用の手段として、または投資としての「賃貸アパート経営」を提案する株式会社エスプレッソ(愛知県清須市)。同社が扱う物件の特徴は「おしゃれさ」にある。

コンセプトは、落ち着いた雰囲気のカフェを想起させるブルックリンスタイル。レンガ調のタイルが貼られた壁。空間全体を見渡せるロフト・・・。愛知県内のモデルルームを訪ねると、その居心地の良さについ時間を忘れてしまった。ブランド名の「ESPRESSO」には、濃厚なエスプレッソコーヒーのように「好きを凝縮する」という思いが込められている。

愛知県で建築事務所を経営し、不動産企画コンサルタントとして長年活動してきた。それらのノウハウを生かし、土地の仕入れから物件のデザイン、建築まで一貫して手がけている。間取りのタイプはロフトつきの1DKや1LDKが中心で、単身者やカップルでの入居を想定している。

通りがかれば一目で気づける個性的な外観は、店舗としての活用にもおすすめという。

賃貸物件を探す人は、検索サイトで駅からの近さや家賃の安さなどをベースに条件を比較するのが一般的。だが、あくまで「理想のライフスタイルがかなう部屋」を追い求める人も少なからずいる。一方、オーナー側は設計を統一化したり、資材調達を工夫したりすることで建設費用を抑えつつ、おしゃれなデザインという価値を付加することで、地域によっては同条件の他物件より1割ほど高い家賃設定でも経営することも可能だという。

「賃貸アパート経営において、大切なのは空室対策。全国の空室率が約2割といわれるいま、『住みたい』と憧れを持ってもらえる部屋であることが大事」と牛田筧千社長。

名古屋市内を中心に、おしゃれで個性的な賃貸物件を紹介する専門情報サイト「ブランチアベニュー」とも連携し、部屋の魅力的な利用方法について定期的に情報発信を行うことで、エスプレッソのファンや関心を持ってくれた人とつながるコミュニティを維持できるようにしている。牛田さんは「『この部屋が空いたら住みたい』と思ってくれる人の待機リストを持てれば、築年数を経るごとにオーナーが家賃を下げざるを得ないといった事態を避けられます」と狙いを話す。

オリジナルグッズとして作成したタンブラーを手に持つ牛田筧千社長

これまでの施工実績は地元の東海地方が中心だが、近年は東京都内でも施工例を増やしつつある。住居としての利用だけでなく、美容サロンの経営者らが店舗や事務所として入居するケースもあるという。オーナーからは「個性的な物件を持てて賃貸経営が楽しく感じられるようになった」との声も寄せられているという。

とはいえアパート経営ともなれば簡単に決断できるものではない。牛田さんは「周囲に流されず自分なりに情報を集め、よく考えて判断することが何より大切」と投資の原則を説きつつも、「単にお金を増やすだけが投資の楽しみではない。他人と夢や喜びを共有できるところが良いところ。私はそのお手伝いができたらいい」と語る。