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GOOD LIFE フェア2024

インタビュー出展者に聞きました

2023.08.30

SDGsマーケット

コスメ選びで世界とつながる Beが目指す本当の美しさ

Be


数多くあるコスメブランドのなかで、自分にあったブランドや商品をどのように見つけたら いいのか。美しさをかなえながら、「地球に優しい選択をすること」を通して前向きな心持ちでありたいという人に、サステナブルビューティーブランド「Be」を知ってほしい。

「人も地球も美しく」をテーマに、オーガニック成分にこだわったスキンケア商品や自社開発のドリンク、サプリメントなどの商品を開発・販売している。Beの店舗では他にも、オーガニックやヴィーガンの第三者認証の取得ブランドを中心に、国内外の約50ブランドの商材を取り扱う。

東京・丸の内にあるフラッグシップショップは、豊かな海と緑をイメージさせるような明るいエメラルドグリーンの装飾が印象的だ。店内では国内外の様々なブランドの商品を見比べられるだけでなく、Beが取り組む様々な活動を知り、それに自分も参加するきっかけも得られる。例えば、アフリカンプリント柄をあしらった容器のオーガニックバームは、ウガンダで雑貨づくりに携わる企業とコラボレーションして販売している。バームを一つ購入するごとに、1000円がウガンダやカンボジアなどで平和教育や子どもたちの保護活動に取り組む認定NPO法人への寄付につながる。


ほかにも購入した商品を使い切り、空の容器を店舗に持って行くとポイントが貯まるなど、様々な商品と一緒に多くのアクションを提案している。消費者としての自分の行動がどんな意味を持つのかが具体的にわかり、世界とのつながりも感じることができる。「自分の健康や地球のためになる選択肢を学べ、行動をするきっかけづくりの場所にもなるようなお店づくりを目指しています」と代表の稲垣大輔さんは話す。

店舗の一角では時おり「知る、学ぶ、体験できる場所」としてワークショップも開催。例え ばオーガニック認証の審査団体の職員を招き、認証の基準やオーガニックの根本的な考え方を 学ぶ企画や、取引先の無農薬ハーブのメーカーを招いて自作のハーブを作る企画などを実施し てきた。店頭やSNSでの案内を見て、熱心に参加してくれるお客さんが多いという。

ブランドの立ち上げから6年。「環境や健康に対する意識が高い方に選んでもらえることがやはり多いです。特に、出産や子育てをきっかけに商品選びへのこだわりが強くなり、Beを選んでくれたという話を、お客様からはよく聞きます」(稲垣さん)

農薬不使用の原料や植物由来の原料にこだわる「地球へのやさしさ」と、肌に優しいオーガニック原料を使い、ジェンダーレスなデザインの「人へのやさしさ」をブランドとして追求してきたBeは、海外ブランドの取り扱いにあたっても、お互いが価値観に共感できるエシカルブランドと積極的に連携している。

そのなかで新たに 2023年9月から取り扱いをスタートするのが、イギリス発のクリーンブビューティーブランド「EVOLVE」。国内では取得例が少ない「B Corp認証」(アメリカの非営利団体による環境・社会配慮の国際認証)のほか、動物性素材を使わない(ヴィーガン)、オーガニック、動物実験を行わないという認証をそれぞれ満たし、世界45カ国以上で展開されているが、 日本ではBeが主要取引先として選ばれた。


稲垣さんは、「何よりもみずみずしい使用感の良さにひかれて取り扱いを決めました。それに 加えて、日本ではまだ浸透していない、より先進的な環境への考え方も連携を通じて学ばせて もらっています」と話す。「お客さんに商品や取り組みを紹介するだけでなく、自分たちにどんなことができるのかいつも勉強しなければと思っています」

美と健康という願いを通じて社会とつながり、一緒にアクションを起こしていく。その思いの連なりが地球的な課題の解決へとつながっていけば――。ビューティーブランドとしてこれからあるべき姿(=Be)をこれからも追求していく。