2022.09.21
健康&ビューティ
KINUAMI(LIXIL)
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ボディソープをタオルでよく泡立て、体をごしごしと洗う。毎日のお風呂でのそんな常識が将来、ちょっと変わっているかも知れない。
住宅設備機器を幅広く扱うLIXIL(東京)が打ち出したシャワー商品「KINUAMI U」は、シャワーから直接泡が生成され、そのままやさしく体を洗える新感覚の「泡シャワー」。ブランド名の「絹浴み」から連想される通り、柔らかく温かい泡がもたらす優雅な洗い心地が大きな特徴だ。
使い方はいたって簡単。バスルームの壁にシャワーの「本体」を設置し、そのなかに専用のボディソープをあらかじめ入れておく。それによりボディソープ、お湯、空気が混ざり合った泡がシャワーヘッドから放出され、肌のうえで泡が広がり身体を包みこむ仕組みだ。本体のレバーを上げ下げするだけで「泡生成モード」と「通常のシャワーモード」を切り替えることができる、誰でも扱いやすいユニバーサルデザインも採用している。
従来のシャワー商品にはない、泡を直接作り出すという発想。そして、こだわりの泡そのものの質。そのきっかけとなったのは異業種の技術だった。
同社で新規事業を担当するLWT Japan事業企画部の行徳和貴さんによると、それは「消防車」。約5年前、消防車メーカーが展示会で紹介していた「泡消火」の技術を活用した泡シャワーのコンセプトモデルに出会った。このアイディアに、LIXILが培ってきた水回り商品の知見や経験をあわせることで、今までにない価値の商品を作れるのでは――。そう考えてこの消防車メーカーに共同開発プロジェクトを提案し、商品開発を始めたという。
初代モデルは美容に感度の高い女性を主なターゲットとして開発し、2019年にクラウドファンディングを通じて発表。斬新な発想に注目と共感が寄せられ、20日ほどで目標としていた支援額を達成した。
さらに、より多くの人に使ってもらうことを想定して改良したのが昨年発売した最新モデル「KINUAMI U」(絹浴み”結”)。バスルームへの設置方法や切り替えレバーの操作性などをより簡単にし、専用のボディソープもリーズナブルな価格設定(500ml/税込み990円)に。こちらも一般発売前のクラウドファンディングで5800万円もの支援が集まった。
商品の発表後、実際に様々な層から好意的な反応が届いているという。「泡に包まれる新鮮さを子どもが喜んでくれ、入浴時間がもっと楽しみになったという親子。介護サービスの事業者などからは、お年寄りの入浴サポートの負荷が軽減した、という声も頂いています」と行徳さん。注文はネット販売が中心だが、GOOD LIFEフェアでは「KINUAMI U」の温かくきめ細かな泡を実際に体験できる。