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ストーリーPLUS

interview
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Brand Newなおいしさを楽しむ BEYOND FREE

BEYOND FREE(テーブルマーク)(3E-16)

体にうれしいこと。地球に優しいこと。どちらも大事だけど、食事の楽しみやおいしさも大切にしたい。だから植物由来の食事を捉え直し、新しい発想で「植物素材」をメニューごとに厳選した、テーブルマークの「BEYOND FREE(ビヨンドフリー)」。味や見た目はもちろん、香りや食感にこだわって植物由来の新しいおいしさを目指している冷凍食品シリーズだ。

2023年に発売を開始し、現在発売している商品は、植物性原材料が主体の冷凍食品を中心に約20種類にのぼる。特定の食材や成分の使用にも配慮しており、アレルギーなど健康・体質上の理由で食に制限がある人もおいしく味わうことができる。

BEYOND FREEのオンラインショップには、「ご飯もの」「麺」「ベーカリー」といった主食から、「おかず」「デザート」まで幅広いメニューが並んでいる。お得なセットなどもあり、注文するとクール便で家庭に届けられる。

中でも一番人気なのが、「おからこんにゃくで作った からあげ」。動物性の原材料の代わりに、豆乳を絞る際の副産物「おから」と日本伝統食「こんにゃく」を組み合わせて作ったサステナブル素材「おからこんにゃく®」を使っている。

凍ったまま電子レンジで調理すると、香ばしい湯気が立ち上る。はふはふとほお張れば、ジューシーな味わいを楽しめる。「おからこんにゃく®」を使用したシリーズには「おからこんにゃくで作った カツ」と「こんにゃく米とお米で作った炒飯」と計3商品を展開している。

「こんにゃく米とお米で作った炒飯」は独自の調味加工技術を掛け合わせることで、具材に卵や肉類を使わずに、卵やハムチャーシューのようなプチプチとした食感と食べ応えのある炒飯に仕上げた。製品中にこんにゃく米を25%配合したり、塩分を減らしたりと、ヘルシーさも併せ持っている。

「おいしくなければ食べ続けてもらえない」。BEYOND FREEには、味わい・香り・食感へのこだわりがたくさん詰まっている。そしてそれを下支えするのは、総合冷凍食品メーカーとして培ってきたテーブルマーク独自のノウハウだ。同社は1962年には冷凍エビフライ、1974年には冷凍さぬきうどんの製造を始めている。

たとえば、米粉麺。通常のうどんには“つなぎ”になる小麦粉が使われているが、米粉だと生地がまとまりにくく、製麺時に切れやすいという難しさがある。そのため、使用する米粉を10種類以上から厳選し、配合にもこだわった。さらに米粉を混ぜるときのスピードや生地を伸ばす工程にも工夫を重ね、解凍後もモチモチ食感を楽しめる米粉麺を作り上げた。

BEYOND FREEというブランド名には、「何かがない(FREE)ことを超えて(BEYOND)、おいしさや楽しさといった新しい価値を提供し続ける」「これまで以上に自由で制約のない選択肢を食卓に提供する」という理念が込められている。

「食に制約がある人もない人も、同じテーブルで同じ食品を楽しんでもらいたい。幅広いカテゴリーの商品があるのも特徴で、選ぶ楽しさもある」と、テーブルマークBEYOND FREE推進室の国貞佑介さん。思い描くのは、健康や文化、信仰を理由に、食事のおいしさや楽しさを縛られない未来だ。

BEYOND FREEは、現在はオンラインショップをメインで販売しているが、いずれは外食産業やホテル、小売店への販売もしていきたいとしている。