Loading...

ストーリーPLUS

interview
Nature Friendly- sponsored -

人も地球も満たされる選択を、当たり前に

Be(4R-15)

「仕事もプライベートもアクティブに毎日を駆け抜ける」。30~40代向けを中心に、そんな活躍を応援する商品を生み出しているのが、サステナブルビューティーブランド『Be』だ。スキンケア、ヘア&ボディケア、インナーケア用品を手がけ、肌や体が求める栄養をストレスなく取り込むことを探求している。

株式会社Be代表の稲垣大輔さんは北海道出身。大学進学で実家を出たところ、20歳のときにアトピーの症状が出るようになった。「それまで発症しなかったのは、食や日用品の安全性への意識が高かった母のおかげかもしれない」。それから体に取り入れる食品や日用品にこだわりをもつようになった。

大学卒業後、自動車メーカーに就職してブレーキ設計や開発の仕事に携わってからも、健康への意識が薄らぐことはなかった。既存のオーガニック商品に対して、「もっとおしゃれで気分が上がるものがあったら」という思いも抱いてきた。「人に優しいものを作りたい」と起業し、2017年に株式会社Beをスタートさせた。社名には、肌や体、心が人生の基盤(Base)をつくるという意味を込めた。

商品の原料を探すために全国を回るなかで、「子や孫にきれいな環境を残したい」という思いを抱く生産者たちと出会い、有機JASの農地で栽培された桑の実(島根)、米(岩手)など、国産オーガニック素材をもとにしたクリームや保湿化粧水などの商品をつくってきた。

2024年3月に発売したアロマオイル「Beエッセンシャルオイル トドマツ」は、釧路周辺の森で間伐の際に廃棄されてきた枝葉から抽出した原料を採用した。3年ほど前、トドマツの抽出成分に魅力を感じ、そのまま使う純度100%の製品を作り出した。「自宅でのリモートワークでは労働と生活が切り替えにくいという声もあるが、アロマオイルでオンとオフをうまく整えていただければありがたい」と期待を込めている。

青汁「Be グリーン」は、乳酸菌やゴボウ、カボチャ、ニンジンなど15種類の国産野菜を粉末にした、持ち歩きやすいスティックタイプ。腸の健康に取り組む「腸活」をサポートし、農薬不使用栽培の大麦若葉によりビタミン、ミネラルなどの栄養補給にもつながる。東京駅前にあるフラッグシップショップ「Be Organic」の人気商品で、抹茶のように飲みやすく、乱れがちな食生活の方でも無理なくインナーケアができる」と話す。

もう1品は、フランスのサステナブルブランド『Earth Sense』のリップバーム。世界的に、無計画なパーム油生産の拡大が、熱帯雨林の減少やオランウータンなど野生動物の命をも奪っていることが問題となっている。このリップバームはパーム油を使わず、「パームオイルフリー認証」(オーストラリアの団体による国際認証)を受けている。リサイクル可能な再生紙のパッケージもカラフルなデザインで人気があり、Beでは3年前から取り扱っているという。

Beは立ち上げ当初から国際的な環境保護活動「アースデイ」に共感し、海のクリーンアップイベントへの参加など様々な取り組みを続けてきた。今年は「地球のこれからをともにつくろう」をテーマに掲げ、フラッグシップショップにオーガニック認証団体であるエコサート・ジャパン株式会社の代表を招いてワークショップを開催した。

また、アパレルメーカーでオーガニック認証を受けている「ブルーミング中西」との限定コラボ商品を発売し、同じ志をもった企業やユーザーとの接点づくりを大切にしている。「気候変動が大きく取り上げられ、社会の意識が変わってきている、世界、日本を何とかしなければならない。未来というよりも、この生活を守るために共に考えていきたい」。サステナブルなものづくり、そして発信の輪は着実に広がっている。